どんなバドミントンラケットを使えばいいのか分からない!とお困りのあなた。
そんなあなたも、これさえ知っておけばラケットを選ぶときに困らない4つのポイントをご紹介します。
バドミントンラケットを選ぶときにぜひ参考にしてみてください。
バドミントンラケットを選ぶ4つのポイント
ラケットの重さ
バドミントンラケットの重さは基本的に『数字とU』で表記されています。
数字が大きくなるほどラケットは軽くなります。
メーカーによって多少のちがいはありますが、表記ごとの重さは表のようになっています。
表記 | 重さ[g] | |
---|---|---|
2U | 約93g | 重 軽 |
3U | 約88g | |
4U | 約83g | |
5U | 約78g |
少しの差にみえますが、使ってみると打ちやすさや振った感触がまったくちがいます。
重いラケットは軽いラケットと比べて、パワーのあるショットを打ちやすいため、腕力に自信のある人や力強いショットを打ちたい人におすすめです。
軽いラケットは扱いやすく、重いラケットよりも楽に振れるため、腕力に自信のない人や速い打球の対応が苦手な人におすすめです。
しかし、軽いラケットだから力強いショットが打てないわけではありません。
ラケットのバランスを工夫することで、軽いラケットでも力強いショットを打つことができます。
力強いショットが打ちたいからといって、ムリして重いラケットを使い続けるとカラダを壊す可能性があります。
ラケットを選ぶときは、実際に持ってみてください。
あなたがムリなく振りやすいと感じる重さのラケットを選びましょう。
ラケットのバランス
バドミントンラケットは同じ重さでも『重さのバランス』がちがうと使い心地もちがいます。
ラケットの『重さのバランス』は3種類あります。
- トップヘビー(ヘッドヘビー)・・・ラケットのヘッド部分が重い
- トップライト(ヘッドライト)・・・ラケットのグリップ部分が重い
- イーブン・・・・・・・・・・・・重さが均等になっている
トップヘビー(ヘッドヘビー)はラケットのヘッド部分が重く作られています。
ヘッドが重いことでスイングが安定しやすく、遠心力も大きくなるためパワーのあるショットが打ちやすいです。
腕力に自信がなく軽いラケットしか使えないけれど、力強いショットが打ちたい人はトップヘビー(ヘッドヘビー)がおすすめです。
トップライト(ヘッドライト)はラケットのグリップ部分が重く作られています。
ヘッドが軽いことでラケットの操作を素早く行うことができます。
素早いラケットの動きがもとめられるドライブの打ち合いなどで力を発揮します。
力強いショットを打つために重いラケットを使っていて、ドライブの打ち合いがニガテな人はトップライト(ヘッドライト)を使ってみてください。
イーブンはラケットのヘッド部分とグリップ部分の重さがほぼ同じように作られています。
トップヘビーとトップライトの中間なためオールラウンドなラケットといえます。
トップヘビーとトップライトのどっちが自分に合っているのかわからないときは、イーブンを使ってみてください。
練習や試合をするうちに、自分のバドミントンがわかってくるはずです。
ラケットの重さは変えたくないけれど、もっと強いショットが打ちたいときはトップヘビーに変えてみてください。
ラケットの重さは変えたくないけれど、もっと素早くラケットを動かしたいときはトップライトに変えてみてください。
ラケットのバランスを変えるだけで、「こんなにも変わるのか!」とビックリしちゃいますよ。
シャフトの硬さ
バドミントンラケットにはシャフトがやわらかいモノとかたいモノがあります。
シャフトの硬さがちがうとラケットの『しなり』具合が変わってきます。
初心者の方にはやわらかいシャフトがおすすめです。
やわらかいシャフトほどよくしなります。
よくしなることによって腕力に自信のない人やラケットのスイングスピード(振る速度)が遅い人でも遠くにシャトルを飛ばすことができるからです。
なぜ、やわらかいシャフトだと遠くに飛ばせるのか。
想像してみてください。
ラケットを振ることでやわらかいシャフトがムチのようにしなります。
その後、元のまっすぐな状態にもどろうとします。
その力が自分のスイングの力に上乗せされることで遠くに飛ばすことができるのです。
しかし、遠くに飛ばしたいからといってスイングスピードが速い人に、やわらかいシャフトはおすすめしません。
なぜなら、スイングスピードが速いと、しなったシャフトが元にもどりきる前にシャトルに当たってしまうからです。
つまり、せっかく生まれたしなりの力を活かすことができないのです。
そこで登場するのがかたいシャフトです。
かたいシャフトはやわらかいシャフトと比べて、元にもどる時間が早くなります。
そのため、スイングスピードが速い人でも力をムダにすることなく打つことができるのです。
かたいシャフトはスイングスピードが速い人や腕力に自信のある人におすすめです。
ただ、腕力に自信があってスイングスピードが速いと思っていても、初心者の方にはやわらかいシャフトから使うことをおすすめします。
素振りで速いスイングができる人でも、最初はシャトルに当てることを意識しちゃうからです。
すると、素振りのように速いスイングができずに遠くに飛ばすことができません。
慣れてきて速いスイングができるようになったら、かたいシャフトに変えるようにしましょう。
グリップの太さ
バドミントンラケットの手で握る部分をグリップといいます。
ラケットのグリップの太さは基本的に『Gと数字』で表記されています。
数字が大きくなるほどグリップは細くなります。
表記 | 太さ | |
---|---|---|
G4 | 太 細 | |
G5 | ||
G6 |
ラケットの重さと一緒に表記されていることが多いです。
例:『4UG6』『3UG4』などなど
ラケットの重さの後ろの数字がグリップの太さと覚えるとわかりやすいです。
細いグリップは手の小さい人やグリップの持ち替えがニガテな人におすすめです。
バドミントンでは状況に合わせて素早くグリップを持ち替える必要があります。
持ち替えをモタモタしちゃってしっかり返球することができない、なんて場面もよくあります。
グリップの持ち替えがニガテで悩んでる人は、今よりも細いグリップに替えることで解決できるかもしれません。
太いグリップは手の大きい人や力強いショットを打ちたい人におすすめです。
グリップが太いことで握りこみやすくなるので、打つときにしっかり力を伝えることができます。
打つときにグリップが回ってしまい、ラケット面がずれてしまう場合は、グリップを太くすることで解決できるかもしれません。
グリップの太さも持ち比べてみると少しの差に思えるかもしれません。
しかし、ラケットのなかで唯一自分が触れている部分なので、少しちがうだけでかなりスイングやショットが変わります。
さまざまな太さのグリップを使ってみて、あなたに合ったグリップを見つけましょう。
なかなか自分に合ったグリップが見つからない!とお困りの方は自分でできるグリップの太さの調節方法があるので参考にしてみてください。
まとめ
バドミントンラケットを選ぶ4つのポイントを紹介しました。
- ラケットの重さ
- ラケットのバランス
- シャフトの硬さ
- グリップの太さ
バドミントンラケットにはたくさんの種類があります。
ぜひあなたに合ったラケットを探してみてください。
ちなみに、初心者さんには
- ラケットの重さ…『3U』
- ラケットのバランス…『イーブン』
- シャフトの硬さ…『やわらかめ』
- グリップの太さ…『なんでも大丈夫』
↑がおすすめです。
4つのポイントを聞いても、どれにすればいいか決められないときは試してみてください。
コメント