これだけは覚えておきたいバドミントンのルール

バドミントンを始めてみたいけれど、ルールが分からないから始められない。

テレビでバドミントンをみてもルールが分からないから、状況が理解できなくて楽しく見られない。

とお困りのあなたに、これだけは覚えておきたいルールを説明します。

バドミントンのルール

21点3ゲーム制

バドミントンは2ゲーム先取(最大3ゲーム)した側が試合の勝者となります。

1ゲームは21点で、先に21点をとった側がゲームの勝者となります。

ただし、スコアが20対20になった場合は、どちらかが連続で2点とるか先に30点をとるまでゲームが続きます。

 

21点3ゲーム制はやってみるとかなり疲れます。

選手権や五輪のような公式の試合では、当然21点3ゲーム制ですが、地域の大会や普段の練習では21点1ゲームだけで終わることがほとんどです。

さらに社会人サークルなどの練習では、多人数でゲームをまわすために15点1ゲームや11点1ゲームで行うこともあります。

ラリーポイント制

サービス(サーブ)権に関わらず、ラリーに勝った側がポイントを獲得できるルールのことです。

例えば、相手がミスをしたりシャトルが相手コート内に落ちた場合などに、こちらのポイントになります。

シングルスとダブルスの違い

バドミントンは1対1で行うシングルス2対2で行うダブルスがあります。

シングルスとダブルスの大きな違いは、コートの広さとサービスの順番です。

バドミントンコートは↓のようになっています。

シングルスコート

※緑色部分が使用範囲です。

1対1で行うシングルスでは↑のように外側の細い部分は使いません。

ダブルスコート

※緑色部分が使用範囲です。

2対2で行うダブルスでは↑のようにコート全体を使います。

シングルスよりも横幅が広くなりますが、2人でお互いを助け合いながら戦います。

 

サービスの順番については次項で解説します。

サービス(サーブ)とサーブレシーブについて

サービスを打つ場所

バドミントンでは自分の得点が偶数か奇数かによってサービスを打つ場所が変わります。

↑のように自分の得点が偶数(0,2,4,6,…)のときは右側(黄色部分) 。

奇数(1,3,5,…)のときは左側(緑色部分)から打ちます。

 

サービスの範囲

バドミントンではサービスを判定する範囲(インorアウト)にもシングルスとダブルスで違いがあります。

シングルス

ダブルス

コートの黄色部分がサービスがインの範囲です。

シングルスは縦に長く、ダブルスは横が広いです。

黄色部分から出てしまうと、そのサービスを相手が触らなければ問答無用で相手の得点になります。

 

サービスの順番

サービスを打つ順番にもシングルスとダブルスで違いがあります。

シングルス

シングルスでは得点をした側がサービスをします。

もし、どちらかが得点し続けると、同じ人がサービスを打ち続けることになります。

AさんとBさんを使って説明します。

 

A:サービス側

B:レシーブ側

0対0で開始。

偶数なのでAさんは右側からサービスを打ちます。

 

 

 

Aさんが得点し、1対0。

A:サービス側

B:レシーブ側

奇数なのでAさんは左側からサービスを打ちます。

 

 

 

再びAさんが得点し、2対0。

A:サービス側

B:レシーブ側

偶数なのでAさんは右側からサービスを打ちます。

 

 

 

次はBさんが得点し、1対2。

A:レシーブ側

B:サービス側

サービスを打つBさんの得点が奇数なのでBさんは左側からサービスを打ちます。

 

 

再びBさんが得点し、2対2。

A:レシーブ側

B:サービス側

偶数なのでBさんは右側からサービスを打ちます。

 

 

このようにサービス権をもった人の点数が偶数か奇数かによってサービス側、レシーブ側それぞれ位置を変えて試合します。

次にダブルスの場合について解説します。

 

ダブルス

ダブルスでは対戦相手に得点されるまで、得点した側の同じ人がサービスを打ち続けます。

相手に得点され、次にサービス権を自分のチームが獲得した場合、今度はさっきまでサービスを打っていなかった人がサービスを打ちます。

A,B,C,Dさんを使って説明します。

 

A:サービス側

D:レシーブ側

0対0で開始。

偶数なのでAさんは右側からサービスを打ちます。

 

 

 

A,Bチームが得点し、1対0。

A:サービス側

C:レシーブ側

奇数なのでAさんは左側からサービスを打ち、最初左側にいたBさんは右側に移動します。

 

 

今度はC,Dチームが得点し、1対1。

A:レシーブ側

C:サービス側

奇数なのでCさんは左側からサービスを打ちます。

 

 

再びC,Dチームが得点し、2対1。

B:レシーブ側

C:サービス側

偶数なのでCさんは右側からサービスを打ち、Dさんは左側に移動します。

そして、Cさんの対角に位置するBさんがレシーブをします。

 

再びC,Dチームが得点し、3対1。

A:レシーブ側

C:サービス側

奇数なのでCさんは左側からサービスを打ち、Dさんは右側に移動します。

そして、Cさんの対角に位置するAさんがレシーブをします。

 

今度はA,Bチームが得点し、2対3。

B:サービス側

D:レシーブ側

さっきまでAさんがサービスをしていたので、次はBさんがサービスします。

偶数なのでBさんは右側からサービスを打ちます。

そして、Bさんの対角に位置するDさんがレシーブをします。

 

再びA,Bチームが得点し、3対3。

B:サービス側

C:レシーブ側

奇数なのでBさんは左側からサービスを打ち、Aさんは右側に移動します。

そして、Bさんの対角に位置するCさんがレシーブをします。

 

このように、ダブルスではサービス権の移動とともにチーム内のサービスをするひとが交代します。

バドミントンの試合では、1プレー中に自分とペアの位置が常に変化します。

そのため、サービスをしたときは右側にいたのに気づいたら左側にいることがあります。

次にサービスをするのが自分なのかどうか、最初は分からなくなるかもしれません。

でも、何度もやっているうちに慣れてくるので、安心してください。

 

点数の数え方

バドミントンの点数の数え方は、サービス権を持っている選手の得点からコールします。

試合を見てみると、審判が1点ごとに点数を読み上げます(コールします)。

そのとき、最初はAさんの点数からコールしていたのに、途中でBさんを先にコールしたり、またAさんを先にコールしたりします。

はじめはどちらの点数か分からなくなることがあるかもしれません。

でも、サービスをする人からコールする。と覚えておけば大丈夫です。

 

(おまけ)コートのサイズ

バドミントンのコートは大きさが細かく決まっています。

覚える必要はありませんが、自分たちで体育館にテープを貼ってコートをつくることがあるかもしれません。

そんなときはテキトーに貼らず、規定にしたがってコートを作りましょう。

 

バドミントンにはもっと多くの細かいルールがありますが、これから始める方にこれだけは知っていてほしいと思うルールについて説明しました。

そのほかのルールについても今後追記するのでお待ちください。

 

 

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